発注者様・設計者様、ご留意下さい!

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<JIS Z 9096、JIS Z 9097及び JIS Z 9098について>

1.JIS Z 9097及びJIS Z 9098に於いてJIS Z 9096の試験項目を採用した経緯
JIS Z 9096(床面に設置する蓄光式の安全標識及び誘導ライン)は、2008年に東京駅で使用した蓄光表示材(JIS Z 9107適合品)が設置後3ヶ月で発光機能を喪失し、その後訴訟にまで発展したことを重くみた経産省が二度とこのような不具合を出さない事を目的として新たに制定された規格です。
JIS Z 9096委員会では、東京駅のみならず色々な場所で起こっていた蓄光材の不具合を一つずつ検証し、同種の不具合を絶対に起こさない為の試験項目とその適合基準を策定しました。
JIS Z 9097(津波避難誘導標識システム)及びJIS Z 9098(災害種別避難誘導標識システム)を策定した委員会は、上記のJIS Z 9096制定の経緯から人命が直結している「命の道」に採用される蓄光標識において絶対に不具合等を起させない事を目的としてJISZ 9096の試験項目を採用した経緯があり、JIS Z 9097 33ページの上から「7行目 4)その他の性能」に明確に採用した経緯が記載されております。
さらに、このような経緯を踏まえ下述の内閣府事務連絡が出されております。

2.JIS Z 9096、JIS Z 9097 及びJIS Z 9098の採用における公的根拠
各都道府県防災主管部長宛ての平成26年4月15日付け内閣府事務連絡で「夜間等においても標識を的確に識別し、適切な避難が可能となるよう、蓄光性の標識を使用することは、非常に有効な方法」及び「(蓄光式津波避難標識は)JIS規格に沿った素材を使用するなど耐久性を考慮したものとする」と明記されております。

3.採用に当っての留意点
① JIS Z 9097及びJIS Z 9098の適合基準
上述の経緯からJIS Z 9097及びJIS Z 9098ではJIS Z 9096の各性能基準に適合することが望まれています。
JIS Z 9096の名称は「床面に設置する蓄光式の安全標識及び誘導ライン」ですが、後に制定されたJIS Z 9097及びJIS Z 9098においてもその重要性からJIS Z 9096の各性能基準を採用しています。従いましてJIS Z 9097、JIS Z 9098に於いて床面に設置する標識のみが該当することを意味しているわけではありません。このことはJIS Z 9097の解説に記述されております。よって、JIS Z 9097及びJIS Z 9098に該当する全ての蓄光式避難標識はJIS Z 9096の各性能基準に適合することが望まれています。

② JIS適合、準拠の意味
JIS 適合とはその規格の認証機関で審査を受けてすべての項目に合格していることを意味します。 JIS 準拠とは審査は受けてないが規格に規定された任意の項目に合致することを自社で確認したことを意味します。 現在、JIS Z 9097及びJIS Z 9098の規格に適合していることを認定する公的機関がないため、発注者様並びに設計者様が自ら適合か否かを判断する必要があります。その際には、すべての試験項目について各性能基準に適合していることを確認する必要があります。よって、蓄光材の選定に当たっては、データの正確性及び信頼性を担保するために、メーカーや 民間試験機関での試験ではなく、公的試験期間での試験が必須になります。

③ 「…することが望ましい」という表現の意味
JIS規格は法律ではないため、法的強制力はありません。よって、「…することが望ましい」という文章表現になりますが、意味としては「法的強制力はないが…することが求められる」と同義表現であり、決して「しても、しなくても良い」とか「任意に選択しても良い」という意味ではありません。

<JIS Z 9095(安全標識ー避難誘導システム(SWGS)ー蓄光式)について>
不特定多数の人が出入りする施設内の証明及び誘導灯が停電などで使用できなくなった時、その建物からの避難を容易にするために設置をする蓄光式の避難誘導システムについて2011年に制定された規格です。蓄光式の安全標識及び誘導ラインを法律で義務付けられている誘導灯及び誘導標識に追加して設置する避難誘導システムです。

床面及び床から1.2mまでの壁面に設置する安全標識及び誘導ラインはJIS Z 9096記載の16項目の試験に適合することが求められています。

弊社製品ではアルシオール・サインプレート、階段の段鼻に設置をするアルシオール・ステップ及び手摺に設置をするアルシオール・ラインが該当します。

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